宝塚歌劇団では、年間約30作品が上演されます。しかも、全国で4～5作品が常時同時進行しているのです。
宝塚の世界に出会ったばかりの方にとっては、「一体どれを観ればハズレがないの！？」とと戸惑われることも大いにあるでしょう。あなたのお気持ちよくわかります。
ハズレくじを引かないためには、あなたが公演に「何を求めているか」が重要なんです。
例えるなら、「カップラーメン食べたい」と思っているときに、五つ星のレストランに行っても満足できないのと同じです。
今回は、演目の選び方について、３つの観点をご紹介します。
演目の選び方３選
初心者さんは、ぜひこの３つのポイント観点を忘れずに公演選びに取り組んでいただきたいと思います。
- スター
- 作品構成
- 作品の内容
順を追って見ていきましょう。
スター
「気になっている人が出ている公演を選ぶ」これが最重要です。
宝塚ファンの醍醐味は、「日々成長する生徒を見守ること」（賛否ご自由にどうぞ）。どんなに眠くなる作品だったとしても、ご贔屓が出演しているだけで名作へと変化します。
どんな座席に座ろうとも、どうぞ遠慮なくオペラグラスを覗いてください。
2時間半、ご贔屓を眺め続けるだけで、心も潤い、お肌プルプル美容効果抜群。
作品構成
大劇場公演では、主に以下の２パターンで作品が構成されます。
- お芝居+ショー
- お芝居のみ（１本物）
お芝居+ショーの場合、1時間半のお芝居と1時間のショーが上演されます。この構成は「長いお芝居はちょっと苦手」「宝塚ならではの、煌びやかなショーをしっかり観たい」「歌やダンスを楽しみたい」と思う方におすすめです。ジェンヌさんたちからのファンサは、主にショーで発揮されます。運が良ければ、目線や投げキスをもらえたりするかも！？
一方、お芝居のみの場合は、2時間強のお芝居に20分程度のフィナーレが付いてきます。この場合のフィナーレは、スターの歌唱（歌唱指導）、ロケット、男役や娘役の群舞、デュエットダンス、パレードといった構成です。主に、アレンジされたお芝居中の楽曲が使用されますので「さっきの感動的な曲、ジャズアレンジされてるやん」という観点でみても面白いです。長編のお芝居を堪能しつつ、宝塚らしさも楽しむことができます。
作品の内容
気になるスターさんもいない。ショーがあってもなくてもどっちでも。そんな「とりあえず宝塚見てみようかな」と思ってくださった稀有な方はいらっしゃいますでしょうか。（挙手をお願いします）
宝塚では、様々な作品が上演されています。
- オリジナル作品
- 日本物
- 原作舞台化
- 海外ミュージカル
宝塚の演出家がイチから作るオリジナル作品は、スターの特性を生かした配役や宝塚らしさが満載です。近年珍しくなってきた日本物や、マンガ・小説原作の舞台化作品もいいですね。海外ミュージカルは、公演後の満足度が高いと思います。
まとめ
１公演あたり、チケット代は１万円弱。交通費や食事代、パンフレット、ブロマイド、公演グッズ…必要経費を合わせると、結構な出費です。全力で楽しむための準備は、公演を選ぶとことから始まっています！
もちろん、「とりあえず今やってる公演観てみよ」で、スターさんと運命の出会いを果たすこともあるでしょう。まぁ言ってしまえば、最終的に「一旦全組、大劇場公演観てみよか」となって「あの若手気になる」で小劇場も観るようになるし、時間とお金が足りなければ配信を観たりスカステ放送待ちをしたりして、たくさんのスターさんや作品と出会うようになります。
どうぞ安心して、一歩踏み出してみてください。皆さんの宝塚ライフがキラキラしたものになりますように。
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